miyomi

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だのmiyomiのレビュー・感想・評価

4.8
見たくないもの、背負いたくないもので溢れた社会に生きる人々の姿を、真っ向から受け止めた優しい作品。
新人女優の石橋静河のふてぶてしい佇まいとどこか不安げな姿がとても印象的で、そんな彼女を支えようとする池松壮亮の少しずれた優しさもほどよい。
年齢を重ねるにつれ、人の死に直面する機会が増えていくが、その悲しみと現代社会が抱える悲しみが相まって、人々が寄り添いあい生きていこうとする姿が切なくも素敵に思える作品だった。
miyomi

miyomi