つのつの

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だのつのつののレビュー・感想・評価

4.2
嫌な予感しかない現代の生きづらさを忘れるために、人は「言葉」を手にする。
膨大な詩の引用と地震、原発、在日労働者といった「社会問題」に溢れた映画。
その密度があまりにも濃いから諦めや恐怖を隠すためのカムフラージュの言葉に思えてくる。
それでもそんな麻痺しきった感情をおびやかす動揺が、思わず饒舌になってしまうような不安が、つまり心からの恋愛感情が主人公二人を突き動かす。
その果てはただの平凡なカップルだけどそこが良い。
ダセエ応援歌の歌詞が
本当かどうかわらかない先輩の自慢が勇気をくれることがある。
つのつの

つのつの