ピカチュウのパパさんの映画レビュー・感想・評価

ピカチュウのパパ

ピカチュウのパパ

真面目6 テキトー4

映画(359)
ドラマ(3)

ランデヴー(1976年製作の映画)

-

ミッションインポッシブル6で、クリストファーマッカリーとトムクルーズが参考にしたと言われる作品。
車がパリを爆走するだけの映画。
唸るようなエンジン音と猛スピードで流れる町の景色だけで緊張感が半端ない
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ザ・ドライバー(1978年製作の映画)

3.8

ウォルターヒル、イザベルアジャーニといった芸達者と並ぶライアンオニールの無表情には、寡黙なアウトローというよりどうしたら良いかわからない少年ぽさが見える。
ベイビー・ドライバーの主人公が、まさに"ベイ
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リトル・フォレスト 冬・春(2015年製作の映画)

4.2

【人生を彩る知恵としてのフード映画】
*夏秋、冬春編まとめた感想*

しっかりとしたストーリーがある映画ではない。
なのに、美味しい飯、美しい自然、橋本愛、松岡茉優、自転車、Flower Flower
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.4

シリーズの新たな仕切り直しとなる革新作とは言わないが、
シリーズの円熟を物語る一本という意味では間違いなく最高傑作。

スティーブマックイーン「大脱走」を完璧に現代アップデートした凄まじいバイクチェイ
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ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

4.1

クローネンバーグの作家性を一言で表すなら「人間の実態」だと思う。
時に凄まじい特殊効果で
時にゾッとするほど絶望的なドラマで、クローネンバーグは人間の内面的・外面的な意味での"実態"を描いてきた。
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予兆 散歩する侵略者 劇場版(2017年製作の映画)

4.0

黒沢清お得意の陰影のついた映像と半透明遮蔽物が大活躍してるけど、それ以前に表情の見えない身体の不穏さが最高だった。
2人の人物が向かい合う時はどちらかが画面に背を向けてる時が多いし、
東出が中学教師に
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クラッシュ(1996年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

クローネンバーグ汁ぶっしゃ〜!

傷だらけのまま絡み合う人体
その周りに備え付けられたメカニック
異常な嗜好を持つ人間達が集うアンダーグラウンド
などなど今までクローネンバーグが繰り返し描いてきたモチ
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

4.3

【MARVEL社会派路線の最高傑作】
1990年に発表されたパブリックエネミーの
「burn hollywood burn」という曲には、タイトル通り「黒人を野蛮な人間としてしか扱わないハリウッド映画
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ブロークン・フラワーズ(2005年製作の映画)

4.2

染みるなぁ。

若い頃散々女遊びした後、老いてジャージとクラシック映画でダラダラと余生を過ごすつもりだった主人公に届く一通の手紙。
差出人は不明だが、自分が知らぬ間に作った子供について書かれていた…。
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浮雲(1955年製作の映画)

3.7

高峰秀子が凄まじく不憫。
戦後の東京の町並みはもっと見たかった

マン・ハント(1941年製作の映画)

3.7

冷酷なのかロマンチックなのかわからないバランスが癖になる。
映画全体を覆う闇がかっこいい

地獄の警備員(1992年製作の映画)

3.9

低予算が吉と出たよく出来たホラーの典型のような作品。

全く走行感のないタクシー車内OPからして黒沢清ワールドが全開。
静まり返った会社の廊下や半透明なビニールカーテンに覆われた給湯室。
更には地下室
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.4

【ハズレた青春の終わりと成長 】
驚いた。こんなに変な青春映画は、初めて見た。
明らかに、「クルーレス」以降のアメリカンガールズムービーに対するカウンターのような作品。
あくまで物語自体は、それらの型
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

4.6

完璧に再現された70年代ニューシネマ的ルックを通して、
負け犬達のワンスアゲインとしても
虐げされてきた女性達の反乱を描くフェミニズム映画としても新たな傑作が誕生したと言える。
それぞれのジャンルの定
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.3

【滅びを結びに変える縁と念】

始まってから数十分ほどの間「これは、ちはやふる-滅び-だ」という印象を強く受けた。
チームの存続が危ぶまれるという展開は、シリーズ映画にはありがちなパターンではある。
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フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

4.4

【子供が大人を、現実を、映画を乗り越えるまで】

「優れた映画は画面の外側を観客に想像させる」

これは映画監督黒沢清の言葉だ。
本作「フロリダプロジェクト」を見て、その凄まじい余韻に面食らった後に最
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隣る人(2011年製作の映画)

4.9

家庭の事情がどれほど複雑でも、育ててくれる血縁者が周りにいなくとも、
誰か一人でも「無償の愛」を与えてくれる存在があれば子供は生きていける。
「どんなあなたでも好き」
「一生死なないから、一生一緒にい
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

3.7

成功者の内実の空虚さ、惨めさというテーマだけ取り出せば非常に手垢の付いた作品に見える。
しかし本作の主人公レイクロックは、従来の成功者とは一味違う。

冒頭であくせく五本軸ミキサーの契約を取り付けてい
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デッドプール2(2018年製作の映画)

4.1

人を殺して捨て台詞と過剰にポップなメタギャグで観客を滅多打ちにした挙句、
スーパーマン、バットマン、ガーディアンズオブギャラクシー、ワンダーウーマンといった錚々たるアメコミヒーロー映画に膝カックンを食
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.1

恐ろしいほど眩しく無邪気で稚拙で不器用な一夏の恋。

主人公エリオは外界からやってきた男性に恋をする。
エリオは自分の生まれ育った世界への興味と同時に、自分の持つ周囲とは異なる嗜好への不安や苦悩も感じ
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殺しの烙印(1967年製作の映画)

4.2

初鈴木清順。
どこまでふざけでどこまで真面目かがわからなくなるようなギャグとバイオレンスのミスマッチ。
挙句に物語は裏切りと罠が次々と交錯する複雑な展開を辿り、さらにイマジナリーラインや時系列なんて軽
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.2

贅沢に予算をかけた豪華絢爛な50年代の名作映画のリマスター版を観ているかのようにも、
古典的な怪奇ホラー映画を見ているかのようにも感じられる撮影のルックの美しさと格好良さに酔いしれるためにも絶対に映画
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勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

4.5

【全てのヨシカ達に送る現代の物語】

冒頭、暗闇の中に流れるプカプカとした水の中の音。
ゆらゆらとヨシカをとらえるカメラワーク。
アンモナイト。
ヨシカの家の中、つまり彼女が妄想を一人で巡らせる場面に
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レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)

3.6

考えてみれば、ジョーズもレイダースもジュラシックパークも宇宙戦争も「古き良き娯楽」を現代的にアップデートして新たなクラシックとなり得た傑作だった。
だから今作の、凄まじい密度で古今東西のオタク文化をマ
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クルーレス(1995年製作の映画)

3.7

アメリカンハイスクールアコガレ映画は、見てるだけで楽しい。
エンディングソング「tenderness」がサイコー。
ブリタニマーフィー初登場場面でそんなにダサいと思えなかった自分はやっぱしイケてないね
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アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018年製作の映画)

2.5

【ルッソ兄弟の戦略は吉か凶か】
*ややネタバレあり*
自分は、タイミングが合わなくて見れなかったラグナロク以外は全部追いかけているし、ウィンターソルジャーやブラックパンサーには心底感心したmarvel
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(1960年製作の映画)

4.2

超絶クールで超絶静か!
独房や深夜の地下通路で、プロフェッショナル達の情感抜きの会話が飛び交うカッコ良さたるや。
映画的新鮮さに溢れた脱獄と看守のやり過ごしテクも見てて面白すぎる!
或いは、物が時に乱
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恋人たちの曲/悲愴(1970年製作の映画)

4.1

【飯、酒、性、そして音楽!】
初ケンラッセルなので、作家性とかを偉そうに語れないのですがとにかく「スゲエ………」の一言!

飯と酒とセックス、そして音楽が人間の内なる野蛮を解放することを徹底的に描く作
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クソ野郎と美しき世界(2018年製作の映画)

3.5

オムニバスなので、1話ごとの感想。

①ピアニストを撃つな!(園子温)
稲垣吾郎さんの魅力を完全に活かしきれてるとは思えない。
園子温ならではの破天荒さは今まで嫌いじゃないけれど、今回は短編だからひた
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灰とダイヤモンド(1957年製作の映画)

3.7

身寄りもなく仲間も失ったレジスタンス青年の最後の1日。
決して大きな出来事は起きないけれど全編に渡って「滅びの予感」が漂う。
それを端的に示す薄ぼんやりとした照明がカッコ良怖い。
そんな彼がまだ純粋で
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ミスミソウ(2017年製作の映画)

4.4

【少年少女への死ぬ気の教育映画】
とてつもなく楽しかった。
だってこれ痛快な復讐劇なんだもの。
劣悪ないじめを受け続けた主人公がついに堪忍袋の尾を切らし反撃に出る瞬間は正直スカッとした。
しかもいちい
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.9

ジム・ジャームッシュ映画に必ず出てくる韻や音楽に彩られた穏やかな日常を営む人間が出てくるのは終盤。
それまでは犯罪や金やドラッグに汚れた裏社会の人間のどん底の生き様をひたすら描く。
そんな彼らが豊かな
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.8

続激突カージャックと同じく交換不能な存在意義を信じて自分の仕事を遂行する人たちを、かっこよく描くケイパームービー。
オープニングの未知との遭遇を思わせる不穏なコピー機のひかりやレイダースと対になるエン
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

3.9

反撥、テナントと一人の人間が(おそらくは勝手に抱いてる)社会からの疎外感故に精神的に崩壊していくホラーを撮り続けてきたポランスキー。
その集大成とも言える本作では、ついにその悪夢は現実のものとなる。
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3-4x10月(1990年製作の映画)

4.1

【武映画の卑近な暴力】
北野武の暴力に対する意識を覗けるという意味で、監督のフィルモグラフィ上かなり重要な作品。
武ははっきりと暴力を「怖い」ものとして捉えていることが、本作を見るとよくわかる。

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