きっこ

映画 夜空はいつでも最高密度の青色だのきっこのレビュー・感想・評価

3.9
 何が大切か


「ゲッ、言葉で語る系?‥外した…」と、しばらくテンション低めで見ていましたが、"空手道"で、お笑いスイッチがオン。そこからは、大変面白くみました。
(そこで原作文学(文字)から、石井映画になった気がする)

「ハラがコレなんで」を昇華させ、
「シェルブールの雨傘」のジュヌビエーブの選択が起想される本作。
優しさ故に、これまで女性頼り(良かれと思って託していた)のところが、
人として、背負うものの覚悟みたいなものがみえて、(それを体現した池松君はもちろん素敵だった!)
「舟を編む」とはまた違った、石井監督の飛翔が感じられる1作でした。
(映画生活投稿分2017)
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