kaorui

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺんのkaoruiのレビュー・感想・評価

1.5
つっけんどんな様で優しい酒場のおかみさん、漢気のある武骨な船長、世を拗ねたその弟、ヤンチャな若者、信じて前に進む主人公。まるで宮崎作品ではないか。
絵は北欧独特の省略の美学で彩られていてシンプルでとても深い。
一方で、マストの上からの海原、そして氷河の向こうの絵が映画的躍動の頂点なんだけど、独特のスタイルを貫くばかりに絵が超えてこないのはやや残念。
そういう意味では海の上を駆けるポニョと波をあのように表現した宮崎さんこそ只者ではない。
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