はなむしはがね

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺんのはなむしはがねのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

帰ってきて最後、船員隊の強キャラ感よ。報奨金かかってんのかい!ってくらい強そうだった。知識はあったものの外に出たことのなかったお嬢様が、泥臭い努力と実戦で強くなるっていう熱い展開だった。白い幻想(普通に吹雪だとは思うが)の中で凍った祖父と再会する。実際にはお爺様に会えたかどうかは正直わからないが、本を持っていたことがその答えだろう。ウミガメのスープ的な状況に陥った船員たちが言い争っていたのが、主人公が幻想の中にある死(凍った祖父はその象徴である)を乗り越えた後にはケロッといい人になってて、なんでやって感じたけど、人間ってそんなもんだよなとも思う。