Sakura

ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女のSakuraのレビュー・感想・評価

4.5
filmarksではマーク数が少なくかなり驚いた。是非観て欲しい映画だ。

時代に翻弄された人。そのうちの1人がこの映画の主人公である徳恵翁主だ。
残念なことにノンフィクション映画ではないため、どこまでが本当かはわからないが、それでも訴えられるものは大きかった。ラスト30分くらいは涙が止まらなかった。
徳恵翁主の幼い頃から帰国するまでを描いた作品。本来なら韓国で家族と共に暮らすはずだったが、日韓併合という時代を生きたために、家族と離れ日本に留学することになる。そこからの彼女の人生は壮絶なものだった。
当時はまだ女性の立場も弱く、敵国である日本にいたにもかかわらず、祖国である韓国のために強く生きる姿に胸を打たれた。
現在を生きる私にはあまり実感が湧かないが、この時代には祖国というものがいかに大きく、強い支えになっていたのかがわかる。
これと同時に、日本が韓国に対していかに強制的で暴力的な行為をしていたかがわかった。

次に韓国に行く時は昌徳宮を訪れたい。
Sakura

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