ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女の作品情報・感想・評価

「ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女」に投稿された感想・評価

キムジェウク見たさに鑑賞
1時間過ぎてようやく登場
しかもちょっとしか出てこず不満
しかもストーリーに全く面白味を感じられませんでした
きえ

きえの感想・評価

4.0
今年も残すとこあと僅かなので、『2017年の映画TOP10』を出すに当たって劇場で見逃した作品の自宅鑑賞&レビューにも力入れていきたいと思います。(でも肝心の時間がない…)


2017/6/24公開
『ラスト・プリンセス』

日本統治下の1912年、大韓帝国初代皇帝・高宗の末娘として生まれ朝鮮王朝最後の王女となった徳恵翁主の数奇の半生をサスペンスフルに描く。

核となるのは日韓併合の歴史に翻弄された1人の女性の祖国への想い…

『故郷に帰りたい』

このシンプルな願いが、
人として当然の権利が、
容易に叶わない人生があるなんて…

祖国とは何なのか、国を奪う・奪われるとはどう言う事なのか… 国家が個人に与える不条理に胸が締め付けられ涙が止まらなかった。

とは言えこの作品はまんま史実ではなく大胆な脚色をした商業映画になっている。実際には無かった『亡命』をサスペンスの軸とし作戦を実行する過程はロマンス要素も加わり王道の展開。ハラハラを切り抜けやっと安堵したと思ったら驚愕が待っていると言う韓国映画お得意な形だ。

そのハラハラの元となるのはユン・ジェムン演じる親日派の李王職長官ハン。日本統治下を描きながらも本作では反日な作りにはなっておらずハンが悪役を一手に引き受けている。

日本人は戸田菜穂さん演じる梨本宮出身で徳恵翁主の異母兄と政略結婚させられた方子妃の登場で寧ろ良い印象でしかない。常に夫を支え義妹である徳恵に対しても献身的な女性だった。Wikipediaで調べてみると幼い我が子が急死したり(毒殺説)、敗戦で日本国籍を喪失したにも関わらず韓国に帰化も帰国も出来ない状態が続いたり、徳恵翁主だけでなく方子妃も十分波乱万丈だったと言える。だから共感し合えたのか晩年は死ぬまで2人で暮らしたようだ。

この作品で1番素晴らしかったのは徳恵翁主を演じたソン・イェジンの演技。20代から50代後半くらいまでを演じ特に後半の非常に難しい精神の在りようは大変だったに違いない。心が死んで行く過程が見ていてこんなに辛いとは… ゆえにラストの表情が心にグッと響いた。

この作品では祖国へ帰れない事が精神を病むきっかけみたいな描かれ方だけど、実際には10代の頃から統合失調症に悩み精神バランスに波があったようだ。そして悲劇的な事に徳恵の娘正恵もまた精神衰弱に悩み結婚まもなくで自殺している。この事から徳恵、正恵と2代続く精神疾患は遺伝によるものと言う見方もある。

そしてもう1人。出番はとても少なかったけど強く印象に残ったのが徳恵翁主の夫・宗武志を演じたキム・ジェウク。何が凄いって彼の話す日本語。最初は日本人の俳優さんが演じているものだと思っていた。そう思ってしまうほど完璧な日本語の発音。調べてみると生まれて7才迄日本で育ったとの事。その頃身に付けたネイティブな発音は大人になってもちゃんと残ってるのね。とにかく綺麗。そして実際の宗武志氏とよく似ている。なんか一気に彼のファンになり来年公開の中山美穂さんと共演した日韓合作映画『蝶の眠り』が俄然楽しみだ。
韓国映画に登場する当時の日本兵って嫌いです。。。
鬼のようで。。。
実際、韓国の人たちから見たら鬼だったのでしょう。

わざわざ史実と異なる、と前置きするのも分かります。
あちらではこの題材は微妙ですよね。

皇室のお姫様、徳恵翁主。

私、こういう歴史上のお話、とっても弱い←あ、知らないって事です (^_^;)

なので、勉強になりましたっ☆

強制的な日本への留学。
望まない人との結婚。
祖国へ帰れない苦しみと悲しみ。

皇女というより、ひとりの女性、人間として観ました。

感動しました。。。

ちゃんと知識があったなら、もっと違う視点で観れたのかもしれませんが。。。

ちなみに。。。
キム・デミョンが登場するとは全く知らず!
異国の地で知人にあったくらい、なんか嬉しくなりました(^_^;)
これはフィクションですと注意書きが最初に出てきて、韓国もコンプラ気にしなきゃいけない時代なのかーと思ってたりしてたけど、なるほどね。これは注意書きしてないと色々言ってくる人もいそうだわ。

事実はどうであれ物語としては素直に泣ける。

歴史物ではあるけど、フィクションって最初に言ってる通りある種のファンタジーとして見た方がいいのかな。

純粋に歴史だけを描いた話じゃなくて、現代パートがあってその回想的な感じで歴史パートが進んで最後にクロスオーバーするという感じ。

アクションは正直いらないんじゃないかなと思った。
日韓の間には歴史観の相違があるので、この手の映画の歴史的検証は気にせず見ることにしています。ま、この映画は初めに「フィクション」だと断ってるし。(現実は何度か帰国しているようです)とにかく感心したのは日本語の流暢さ。日本育ちのキムジェウクはともかく、ソンイエジンとかパクヘイルはかなり練習したんじゃないですかね。脇役も含めて不自然さのない日本語でした。
Nami

Namiの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

彼女は結婚して子供できたなら、その人生を楽しみつつ、朝鮮語を残った人たちに教えたりしながら、希望を持って暮らせなかったのかなー?と思うんだけど、
祖国に帰れる!てなった時、入国拒否された事で心が折れちゃったのかなー。なまじ皇女としての誇りとプライドあるから。これが庶民なら違ったんじゃないか?て思うけど。
ラストはずっと号泣だった。
「ラスト・プリンセス」観了。日本統治、太平洋戦争、朝鮮戦争に巻き込まれていく、大韓帝国最後の皇女・徳恵のストーリー。
徳恵の存在は、韓国でもあまり知られていなかったようで、原作や本作で知ったという方が大半だったようです。
スケールとかセットとか、とにかく見せ方が素晴らしい。是非、フラットな気持ちで観ていただきたい。韓国映画すごい。

なんかこう、日本映画の幼稚さが浮き彫りになっちゃうのが。どうしても比較してしまうわけです。

また観たい。
日韓併合時代を扱った映画も少なからずあるけど、犠牲者の象徴としてこれほど物悲しい人物はいなかったように思う。
それだけに一人の女性の人生に寄り添ったもう少し身に迫るような作風でもよかったような。
中盤の亡命アクションサスペンスみたいな展開になると焦点がぼやけるというか。
追っ手が来てる→でもエンジンかからない、みたいな使い古された演出されても、観たいのは「そこじゃない」って思っちゃう。

望まない移住、結婚とその後の人生をこそ丹念に描いて欲しかった。
あと、こういう悲劇の人物を韓国国内で忘れ去っていたという、自省めいたものも描くべきだと思います。

と、あれこれマイナス要素書き連ねてますが、トッケオンジュの人生そのものはドラマチックなので見応えはありました。

時代背景や人物なんかは観る前に一度整理してから観た方がいいかも。
私が参考にしたのはこちら↓
http://www.spjd.or.jp/?p=2226

これ、ほんとーによかった。震えるわ。

とくに、
ソン・イエジンの鬼神のような演技と李徳恵本人(徳恵翁主)の壮絶な人生がこの映画の醍醐味でした。

ソン・イエジンはこういう精神が兆したギリギリの役をやると
ほんとーに水を得た魚のように鋭く、美しく、もう悶絶しそーになるほど高嶺の極みにのぼる。

触れると切られそうな演技の連続よね。
彼女の作品は見る前からゾクゾクする。

わたしは彼女でなかったら、この映画はありえなかったと思う。
ほんとうにすばらしい。


徳恵翁主を主人公とするこの映画はフィクションの部分があるのだけれど、
ホ・ジノ監督が言われたように、祖国独立の英雄でなくても、頭を低くして混乱の時代を生きぬいた李徳恵の生き方にはドラマがあり、胸が締めつけられる。

涙しない人はいない。


一体どこまでが史実なのかを調べたけれども、
フィクションは許される範囲のデフォルメだったと思う。

それにしても砂をかむような長い長い年月と苦労。
精神病院で過ごされた時間や、家族に起こる不幸。
彼女の人生に涙した。

日本人の宗武志と仲睦まじかったという点をこの映画ではあまり描写していなかったけれど、自国の映画ファンに配慮したんだろうと思った。国を越えて二人はほんとうに愛し合っていたんだろうと思う。尊敬する。


朝鮮王皇族の断絶に日本軍が関与したという点に
日本人として見ていて終始苦しかったんだけれど、結局、韓国人を苦しめてきたのは日本軍に加担する同胞たちとの闘いでもあった視点がこの映画にはあった。

天皇陛下に直立敬礼する韓国人の姿。
ヨン・ジェムンさん、すっげー嫌われ役、さいこーだった。この人の家、放火されないかと心配するほど。


ぜんぜん反日映画ではないですよ。
(でも、もしも反日だからどーだっていうのさ)

日本人として、李徳恵という韓国最後の皇族の存在を知ることができて
ほんとうに意義深かった。

こういう映画って大切だな。

このレビューはネタバレを含みます

観に行くか迷いに迷い
結局行かなかったけど
レンタルで十分でした

昔からソン・イェジン
あんまり好きでない‥
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