めたわに

十三人の刺客のめたわにのネタバレレビュー・内容・結末

十三人の刺客(1963年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

2010年役所広司版のリメイクから、オリジナルのこちらへ来ました。

ストーリーはほぼ一緒でしたが、個人的に大きく異なると感じたことを4つ。
・本作オリジナルの松平斉韶に比べ、2010年版の稲垣吾郎が演じた松平斉韶のキチ○イぶりの方が圧倒的。稲垣吾郎は怖かったですね。常識というか言葉が通じなさそうな雰囲気が全開で見事でした。比べると本作はキチガイ度合いでは劣ります。
・エンディングの違い。島田新左衛門望んでは鬼頭半兵衛に斬られる。お互い「侍の一分」をたてる為とはいえ潔すぎるラスト。
・13人対53人VS13人対300人。対300人はリアリティに欠けるかもしれないが、満足度は上。
・お笑い要素の有無。グロさ(監督→三池崇史)はありながら、要所でお笑い要素もぶちこんでくる(岸部一徳で「ウバシー!等」)2010年版の勝ち?

若かりし、里見浩太朗、山城新伍が。興行的には振るわなかったようですが、実録タッチの集団抗争時代劇シリーズのはしりとして記念的な作品です。
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