めたわに

ロスト・フライトのめたわにのネタバレレビュー・内容・結末

ロスト・フライト(2022年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

飛行機の機長トランスをジェラルド・バトラーが演じてたらこのストーリーは必然。機長がトム・ハンクスなら全く違った映画だったでしょう。ああでも、リーアム・ニーソンでもこんな感じになったでしょうね。

飛行機の遭難だけでもハードモード。奇跡的に島をみつけて無事着陸したら、そこはキング・コングら巨大生物が巣くう島だった…ではなくコワーイ反政府ゲリラがウヨウヨする島だった。しかし、空席ガラガラの飛行機には護送中の殺人犯も乗っており(ストーリーの都合上護衛官は死亡)、こんな状況でグダグダ文句いう乗客もいるが、どうする?トランス???
【選択肢】
→①殺人犯は危険だから縛り付けておく
→②奇貨おくべし!こんな時こそこういう奴が役にたつ。よし殺人犯を連れて行こう。
【答え】
①を選んだ方→貴方も殺人犯も含め皆ゲリラに殺されてジ・エンド。
②を選んだ方→貴方は見た目も資産も違えど、ほぼジェラルド・バトラーです。こんな時には殺人みたいな存在こそ役にたつ。彼の協力を得てヒーローとなる未来しか見えません。

ヤッパリかつては軍人だったトランスは、殺人犯ガスパール(彼もヤッパリ元傭兵)と、身代金商売をしているテロリスト(雑に人命を扱うタイプ)らに捕まった他の乗組員と乗客を助けに向かう。
この間、飛行機会社の本部ではお決まりのグダグダ対応。しかし危機管理スペシャリストのスカーデイルはキレまくり、彼らにとっての最善策を次々と実行。トランス(撃たれながらも)とガスパールとプロの救出班によりテロリストを撃破。破損した飛行機をなんとか操り安全な飛行場へ!(都合いいストーリーだなぁ)。

ガスパールは、殺人の罪に問われる身の為、そのままテロリストの島に残る(大金をかすめて)が、トランスはそれを見逃すのが本作のミソ。

午後ローで何度も観てしまうような映画。
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