Hipposky

十三人の刺客のHipposkyのレビュー・感想・評価

十三人の刺客(1963年製作の映画)
3.0
412.2450

日本家屋の構造を活かしたローアングル、極力、情緒的演出を省きロングショットを多用、ある種のドキュメンタリー感、リアリティを感じさせる技法にしびれる。最終盤以外はこの徹底した一歩引いた画が続く。
見どころはやはり終盤30分の大立ち回り。真剣を扱ったことがない侍感を出すため、あまり指示は出していないとの事。確かに前半で剣の方を見せるシーンと対になるよい演出。本作、淡々と状況を重ねに重ねる手法、最後の最後にチャンバラシーンをもってくる構成の為、中弛みに感じる人もいそう。
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