日本版『ワイルドバンチ』としても楽しめる、破壊的アクション満載の集団抗争劇。全編ドンヨリしたムードで進行する陰鬱な雰囲気が特徴。
黒澤の『七人の侍』の拡大バージョンとも取れるが、さらにゲチョゲチョしたヌエ的雰囲気が濃厚な作品。東映らしいジャパネスクを感じさせるモノクロ画面を満喫する。
主演の片岡千恵蔵が渋い。各々の役者陣が狂気染みた芝居を見せており、ラストの一斉の大殺戮などはまさしくペキンパーレベル。手持ちカメラぶれぶれの迫力。
殺戮の後の高笑い。ア〜ッヒャッヒャッヒャッ!!
工藤栄一監督作品は本作以外にももっと観てみようと思う。血生臭い東映時代劇の逸品。🏯🥷