No.4026
このオリジナルが一番面白い。
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この作品は三度映像化されているが、実に三者三様で面白い。
①工藤栄一 監督オリジナル版(1963年)
②三池崇史 監督リメイク版(2010年)
③NHKドラマ版(2020年)
①は時代劇オールスターで凄い緊張感。中でも、牧野靭負(ゆきえ)役の月形龍之介の執念と迫力にめっちゃ痺れる [橋の上で松平斉韶(なりつぐ)を通せんぼするシーンね]。
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②はご存じ、超絶サイコパス・斉韶を演じた稲垣吾郎に尽きる。
ただ、あそこまで酷いと為政者以前の問題で、老中からの密命がなくても、藩内部でいずれ暗殺されちゃうんじゃないかとすら思わせられるw。
それに比べて①で斉韶を演じた菅貫太郎は、サイコパスというより、ただのバカ殿って感じ(もちろんやってることは酷いけど)。
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③で斉韶(このドラマでは"斉継")を演じたのは渡辺大。サイコパス度はそんなに高くないが、
むしろ、このろくでもない暴君に振り回される鬼頭半兵衛役の高橋克典のほうが可哀想すぎる・・。
同じ役を比較して見るのはとても面白いね。