No.3439
『偏見はない、という思い込みこそが、偏見を生む最大の要因』
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『ライトスタッフ』と対になる作品。
とにかくケヴィン・コスナーかっこよすぎる・・・。
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一つ引っかかるのは、キルステン・ダンストやキンバリー・クインら白人女性は、同じ女性として、トイレ問題が切実なのはわかってるはずなのに、1mmもキャサリンたちに配慮するそぶりすら見せないところ。
「大変なのはわかるけど、どうしようもないの」くらいの一言を入れるくらいの演出はあってもよかったんじゃないかな。そうじゃないといくらなんでも鬼畜すぎる。
まぁ、同じ女性ですらも全くアクションできず、ほったらかし状態だったからこそ、ケヴィン・コスナーが激おこになる展開が効いてくるわけだけど・・。
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あとはやっぱり、邦題問題・・・
よりによって『ドリーム』って・・薄っぺらすぎない!?!?。
確かに「Hidden Figures」ってダブルミーニングだから邦題にするのは難しいけど、もうちょっとなんかなかったのかね。
ドリームって・・・。
しかも当初は『ドリーム 私たちのアポロ計画』だったわけでしょう。
そりゃ批判殺到するわw
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『ライトスタッフ』で飛行士の一人ジョン・グレンを演じたエド・ハリス。この『ドリーム』ではグレン・パウエルが演じた。
・・・あれ、2人とも『マーヴェリック』に出てるじゃん!
飛行士たちにスポットを当てた『ライトスタッフ』が表舞台なら『ドリーム』は裏舞台。
両舞台での数知れぬ航空・宇宙開発の歴史の流れの上に、『トップガン』シリーズも位置付けられるとしたら、
マーヴェリックにジョン・グレン役が2人も出ているのは納得。映画は過去へのオマージュの歴史だから。
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それと、ケヴィン・コスナーがやたらガムを噛んでるのは、
これもやっぱり『ライトスタッフ』のチャック・イエーガーへのオマージュなのかな・・。
だとしたら激熱だね。失敗の許されない、孤独な闘いは2人に共通するものね。