久しぶりのヒット。一言で言えば最高。
宇宙ネタ:人種差別 2.5:7.5 くらいのボリューム感なんでしょうが、個人的に宇宙ネタが強い私としては4:6くらいで見てました。
人種、性別による差別とその歴史を覆した熱意、そしてそれを受け入れる決断をした上層部とNASAという組織にグッとくる。
あの当時の有人ロケット開発は作中でも言われる通り確かに戦争の一端だったとは思いますが、それをストーリーに盛り込むのであれば(しかもまあまあ推してる)、現在はそうでは無いことをもう少し出して欲しかったな、という希望もあり…。しかし実話だけに厳しい現実もしっかりと表現されてました。(BGMはうーん…と思うところあり)
人々の目線、態度、事細かな表示を使った識別、そしてその虐げられた状況が当たり前だったことを示す同族者からの声、しかしそれに負けない姿勢と努力。非常にアツくなる！
結局自分はああやって理不尽な立場で虐げられたことが無くて、主人公達に感情移入はできないのが現実。それゆえに想像で哀れみにも似た辛さを感じますが、それでもその不合理さはおかしいと思わせてくれる現代を作った彼女達のような立場の人は偉大です。
