史実を元に、1960年代のNASAで働く黒人女性の話。
冷戦時代、数学の天才キャサリンを中心にNASAで働く黒人女性グループは女性軽視・人種差別にも負けず、周囲の人間に認められて力を発揮して目的達成の大きな力になっていく。単純にお仕事系映画としてみてもわかりやすく気持ちよく見れた作品。
そこに差し込まれる人種差別の描写は時代を反映したものだったのだろうが、やはり気持ちのいいものでは無くて、当時国家として最先端、未来を左右する場所にまで人種差別ってものが持ち込まれていたのかと思うと、根が深い問題なんだとあらためて感じる。本部長の看板破壊のシーンとか映画的だけど、凄く良いシーンだった。目的の為に能力は最大限に生かすべきだと単純に思うし、本部長の行動はアメリカ的で「NASAでは小便の色は一緒」ってセリフかっこよかった。
この作品で描かれていた女性達の強さ／逞しさは眩しい。
音楽もかっこ良かったし。子供が大きくなったら見せたい。
