みや

ドリームのみやのレビュー・感想・評価

ドリーム(2016年製作の映画)
4.5
グリーンブックが好きな人は絶対に好きな作品
時代はグリーンブックとほぼ同じ、なんなら「一方その頃…」みたいな感覚

グリーンブックでもドンシャーリーの黒人差別は酷かったけどこの作品はさらに女性という差別も加わってくる
女性が男性より賢いのはタブーと言わんばかりの男性優位の職場NASA

計算部にいる主人公キャサリンは天才頭脳を貸してくれと言われNASAのスペースタスクグループいわゆる「ええとこの部署」に移動する
しかし黒人というだけで同じコーヒーディスペンサーを使うな、トイレは80メートル先の黒人専用を使えという仕打ち
それに気づいた上司の行いがめちゃくちゃかっこいい

キャサリン以外にもメインの女性ドロシーとメアリーも素敵
メアリーはエンジニアになりたいけど必要な学位は白人しかいけない学校でしか取得できない、そこでメアリーは
「そうだ!裁判所に行こう!」となり
「一緒に前例を作ろう!」と(めちゃくちゃ頭いい人ってほんとに説得が上手いなぁ)裁判長に掛け合い
「ほんなら夜間学校ならええよ」とOKを貰う

ドロシーは計算部が無くなりコンピューターが代わりに計算してくれると知り、それならとコンピューター言語を学ぶ
その甲斐あって計算部皆がクビにならずにすむんだけどキルスティン・ダンスト(すげー嫌な奴)がドロシーに

「私あなた達に偏見は持ってないの」みたいなこと言うと

「そう思ってるだけですよ」とドロシーが言うシーンはグサッときた

性差別、人種差別、職業差別、あげたらキリがないけど本心から偏見なく接する自分になりたいと思った


困難に立ち向かう、なりたいものになる
人生を豊かにする、品位を保つ

そんなことを教えてくれる
マハーシャラ・アリと共に…
ん?マハーシャラ・アリ出とったんかい!とツッコんでしまった私であった。
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