このレビューはネタバレを含みます
まずこの作品が70年代に制作された作品ということに驚きました。特撮やセットなどをみてると80年代や90年代に制作された作品と言っても分からないくらいのクオリティの高さになってます。
マイケル・クライトンが監督、脚本を担当してるだけあって、どことなくジュラシック・パークのような雰囲気も感じられました。
映画の冒頭に、デロス・ランドについての説明があるので、なんのとっかかりもなく映画の世界に入ることができました。デロス・ランドの欠陥が小さなことから大きなことへと徐々に発見されていく過程にはかなりの緊迫感がありました。
そしてこの映画の目玉でもある、最後のロボットとのチェイスシーンはいきなり自我に目覚めたロボットに容赦なく撃たれるシーンから始まります。その後もセリフもほとんどなく淡々と進んでいきます。この無口で無機質なロボットは本当にターミネイターそのもので、影響を与えたに違いないと思います。