結構好き。静謐な映画。
映画自体の真意が漏れなく伝わることはなく、受け手に委ねられる。
もちろん女性と、そして地方都市、田舎っていうテーマはあると思う。
日本ではケリー・ライカート監督だからこの作品を観るという人がほとんどだと思うが、邦題はマーケティングを激しく間違っている。
この邦題だと「LIFE!」とか「Re:LIFE」感あるもんね。
あえてだとすれば、、 善意の視聴者のコレジャナイ感は容易に想像できる。手に取ってもらうための宣伝といえばそれまでだけど。
邦題は「女たち」が良かったな。(と思って検索したら邦画にあった)
冒頭ローラの隣室で着替えている男性がテント生活パートのパパだと気づかない人は多いのでは。
私は全然気づかなかったです。
不親切な描き方だけど、それでも物語の大勢に影響がないのがこの作品らしいところ。
牧場の女の子がダイナーで先生と話しているときの、瞳がキラキラと輝いている表情がとても心に残った。