scarface

ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐のscarfaceのレビュー・感想・評価

3.4
社長シリーズで有名な松林監督に、黒澤監督作品の脚本家として有名な橋本忍、そして三船敏郎等そうそうたる役者陣、さらに特撮監督として円谷英二が名を連ねるという豪華スタッフ陣で作られた戦争映画。ここまで惨敗した戦いを撮るのも観る側もなかなか辛いものがありますが、特撮を観ているとすげーと単純に感嘆してしまう自分もいます。ぶっちゃけてしまえば、飛行機や軍艦の模型を作って吊るしたり水に浮かべてるだけですが、ここまで丁寧に模型を作り、リアルな戦いを表現するとはと円谷英二の職人芸に驚かされます。この映画で使った模型ほしいです、マジで。ただ、この映画は軍用語が多すぎて現代の普通の若者が観てもさっぱりな映画だと思われます。たとえば、機動部隊とは、空母やら巡洋艦やら駆逐艦とはとか、赤城やらレキシントンやら日米の空母の名前とか、ある程度知識がないと厳しいかもしれません。なんの説明もなしに出てきます。笑
あと、この映画を観る前に真珠湾攻撃についての作品を観る事はマストだと思います。そのつながりなので。「トラ・トラ・トラ」等ですかね。
最後に心に残ったセリフを。
「問題はあまりにも大きすぎる。」
「これが戦争だ。これが戦争だ。」
scarface

scarface