ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐の作品情報・感想・評価

「ハワイ・ミッドウェイ大海空戦 太平洋の嵐」に投稿された感想・評価

AnriKimura

AnriKimuraの感想・評価

4.0
軍服の三船さんと池部良さまと鶴田のアニキ 眼福です!特撮の戦争シーンかわいい
真珠湾からミッドウェーまで。真珠湾は『連合艦隊』でも再利用されているが、谷間を低空飛行するシーンは素晴らしい。
表面上のトーンは猪突猛進血気盛んな感じであるが、次第に負けの予兆が出てくると前半の明るさとの落差の分だけ酷さが際立つ。運命の5分間があろうとなかろうとダメだったんじゃないのかな。ラストの水中幽霊の衝撃。
年若き飛行士である北見を主人公に置き"飛龍"を舞台にした真珠湾攻撃からミッドウェイ海戦までを描いた一作。
勇ましいBGMを随所に使用した構成は凄くかっこいいんだけど、バストアップばかりの画が多用されたコトで俯瞰的な視点を欠いた印象が強かった。公開年的にも自虐史感が滲む内容となっていて、戦争の悲惨な面を表現してはいるものの、ヤッパリ顔ばっかり状態で説得力は望めない。
海底に沈んだ艦橋で山口中将と加来艦長の会話が描写される辺り、ちょっとイメージに走り過ぎてビミョーにファンタジーな後味を残してしまっていた。

ともあれ、結婚式の直前に帰還命令が下ったり、大本営発表とは異なる事実を知っている隊員が転属という名の左遷を命ぜられるエンディングなどは特筆モノ。
だからこそ、漫画みたいなノリが残念で堪らない。
▼8/17/15鑑賞
三船と田崎の濃さ。ドラマは簡潔。ニイタカヤマノボレ――ワレ奇襲ニ成功セリ!南方、インド洋、我々の向かうところ敵はなく、戦えば必ず勝つ!しかしミッドウェイでの大損害。飛龍ハ健在ナリ。余りにも、問題が大き過ぎる……
※特集上映(戦後70年企画 第二部 映画を通して検証する 日本の戦争/今こそ、反戦平和の誓いをこめて)(35mm)
特撮戦争もので一番すき。
戦闘シーンがかなりがっつりしてる。他の特撮戦争ものだととりあえず無理にでも終戦まで持っていくのが多いが、これはミッドウェイ海戦で物語が終わるのでそこまで後味は悪くない。あの後のことを考えると結局あれなのだが…
色々な意味で連合艦隊より良い。
scarface

scarfaceの感想・評価

3.4
社長シリーズで有名な松林監督に、黒澤監督作品の脚本家として有名な橋本忍、そして三船敏郎等そうそうたる役者陣、さらに特撮監督として円谷英二が名を連ねるという豪華スタッフ陣で作られた戦争映画。ここまで惨敗した戦いを撮るのも観る側もなかなか辛いものがありますが、特撮を観ているとすげーと単純に感嘆してしまう自分もいます。ぶっちゃけてしまえば、飛行機や軍艦の模型を作って吊るしたり水に浮かべてるだけですが、ここまで丁寧に模型を作り、リアルな戦いを表現するとはと円谷英二の職人芸に驚かされます。この映画で使った模型ほしいです、マジで。ただ、この映画は軍用語が多すぎて現代の普通の若者が観てもさっぱりな映画だと思われます。たとえば、機動部隊とは、空母やら巡洋艦やら駆逐艦とはとか、赤城やらレキシントンやら日米の空母の名前とか、ある程度知識がないと厳しいかもしれません。なんの説明もなしに出てきます。笑
あと、この映画を観る前に真珠湾攻撃についての作品を観る事はマストだと思います。そのつながりなので。「トラ・トラ・トラ」等ですかね。
最後に心に残ったセリフを。
「問題はあまりにも大きすぎる。」
「これが戦争だ。これが戦争だ。」