公開当時評価高いように感じたので少し期待してました。
原作というかアニメのイメージが強い作品なのでは。という観点と、映画という尺でどこまでBLEACHらしさが表現されるかの期待がどうしても拭えない。
んー。福士蒼汰は世代だったからか役になりきれてたのと、熱意が伝わってきた。むしろ彼への評価のみに近しい。
ストーリーはそれほど悪くなかったかと。母の仇敵であるGFを序盤から伏線とし、仇討ちまでの展開。ただここ、ここを見所とすべきだったかと。あるいは、GFとの戦闘のくだりをあれだけやったあげくで恋次との戦闘のシーンに魅力を持たせるのは、恋次ら他の死神を出すことで原作ファンに惹かれようとしたのか、そもそもここに重点置きたかったのか不明だけど、勿体なさすぎる。演技がダメなのではなく、アニメや原作からのイメージがもはや固定概念としてあるが故に、キャラクターイメージが彼らの演技でも到底辿り着けない位置にあるのではないか。だからこそ、実写の是非が問われるのでは。
ルキアに至ってもそうかと。全く初見の人がする評価と、アニメファン原作ファンの評価はもちろん異なるが、後者の心も掴もうとするのならば、やはり役作りにもっとイメージを持たせるべきなのかなぁ。
ちなみに戦闘シーンもチープに感じてしまった。最初の虚もそうだが、無駄が多いように感じた。街を舞台にする展開が必須だったかはさぞ不明だが、一般人をあれだけ巻き込む設定と、防戦一方にせよ逃げ回る姿を移す一護はどうなのかと。あれでは修行した意味もわからなくなりそう。
オチの付け方も、あれで納得できるの？ってなるんだけど...(察してはいたが残念)
