序章。
これだけでの評価は難しい。
しかし、主人公の複雑な心理(家族を殺し地球を奪ったゴジラを憎んでいると同時に、ただ故郷を捨てて逃げるしかなかった人類および自身の弱さをも憎んでいる)を説明する内容として良く出来ている。
退屈と言われる前半の会話劇も、面白い。
人類の置かれた状況を解説すると同時に、様々な立場の人物がいることが表現されており興味深い。
アクションもダイナミックで、視覚的な見応えも充分。
精神論というか、人間どう在るべきか、というような虚淵節の哲学が光る。
今後の展開がどうなるか不明なので万人にオススメはしかねるが、個人的にはお気に入りである。