このレビューはネタバレを含みます
化物語の前日譚三部作三本目。
ふーん、えっちじゃん。
ここまでしといて、「続きは新学期に」とかぬかしといて、最終的にガハラに靡く阿良々木君最低…。
単なるサービスに留まらないこういう思春期の性に対する暴走と抑圧と解放とキモさを包み隠さず描こうとする姿勢は大事だと思っていて、ジュブナイルモノのくせにそこで正義面の嘘吐かれると作品から性嫌悪と自己愛しか感じられなくなってしまう。が、さすがにちょっとくどく感じたのも事実。
ずっと演出が気に食わねえ〜って言ってきたけど三本も連続で観てたらさすがに慣れて来た。むしろちょっと抑え気味すぎない?とか思いながら観ていた。観客っていうのは本当に勝手な生き物じゃ…。
でもやっぱ鉄血と熱血は一本にしてもよかったよな。
美しくあっても正しくない。
全員が不幸になる方法。
誰にも責任を押し付けない、ビターなエンドがやっぱ好き。共依存ともいえる暦と忍の関係性が退廃的で良いんよねー。
便利屋すぎる忍野メメ。困った時のドラえもんだ。
化物語のラストで街を去ってたし、次の『偽物語』でもたしか出てなかったような気がするけど…今後出番あるのか?こいつのバックボーンが気になる。