Mary

傷物語Ⅲ 冷血篇のMaryのネタバレレビュー・内容・結末

傷物語Ⅲ 冷血篇(2017年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

前評判では、バッドエンドとか後味悪いとか色々聞いていたけれど、わたしは三部作の中で一番これがすき。

毎回絶対あるおっぱいのシーンもこれくらいの配分ならくどくないです。前作ふたつはちょっとくどかった……

物語シリーズの中で一番すきなのが傷物語で(続・終物語まで読了)正直原作を読んだのは6.7年前なので細部の記憶は曖昧なんだけど
「今まで助けようと思っていたキスショットがバケモノ側で、エピソードたちが人間側だった」って阿良々木くんが気付く、どんでん返しの部分が本当に本当に本当にすきで、そこまで長かったなあ、という印象。
キスショットの年齢に合わせての坂本真綾ちゃんの演技も圧巻だったし、主演の神谷さんは言わずもがな、という感じです。
劇伴の神前暁さんもさすがでした。やっぱり物語シリーズの劇伴は神前さんじゃないと。

シリーズ通して、わたしはひたぎが一番すきなキャラなのだけれど、年を重ねるごとにだんだん羽川に感情移入できるようになってきて、どうしてこんなにも阿良々木くんのことを想っている羽川の手を阿良々木くんは取ってあげないのか、とすら思ってしまうほど……
羽川はきっと、ずっと、阿良々木くんのことがすきで、自分が阿良々木くんを助ける役目を全うすることに自分の存在意義を見出していたんじゃないかなあ
家庭環境も特殊だし、自分が救われたかったから阿良々木くんを助けたんじゃないかなあと、思ったりするのです。
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