走る人

アシュラの走る人のレビュー・感想・評価

アシュラ(2016年製作の映画)
3.0
後味の悪い映画。悲惨。
主人公の板挟み具合がやばい。
ほとんど全てのことが上手くいっていない。
市長には逆らえない、キム検事には弱みを握られる、弟分には舐められる。
策を講じて、一発逆転みたいなことも期待したが、行き当たりばったりな行動が多いように思う。

だんだんと弟分からも舐められるようになっていく様は、見ていてきつかった。

市長の人外っぷりが凄まじい。あそこまで徹底してやれるなら、そりゃ市長になるわって感じ。周りに部下がいるのに、上はワイシャツ、下はフルチンで食事しているシーンは豪傑っぷりを表していてとっても良かった。

映画としてはおもしろいが、見終わった後の気持ちがどんよりするのでちょっと評価を落とした。
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