憲法学者木村草太氏の勧めで鑑賞。
反知性主義者と戦うことがいかに難しいかということを思い知らされる映画。ここで扱われているホロコースト否定論に限らず、南京大虐殺やワクチンとかにも通ずると感じだ。
当たり前のものに対する否定論を否定するのは難しい。ホロコーストからのサバイバーが証言させてもらえないシーンは胸が苦しかった。だからこそ、最後の私は表現の自由を悪用するものと戦ったという言葉は素晴らしかったと思う。
否定論者にとっては、世の中に〇〇については肯定論だけでなく否定論もあると思わせるだけで勝ち。
これからも人類は反知性に対し、歴然と戦ってゆかなければならない。