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否定と肯定のluのレビュー・感想・評価

否定と肯定(2016年製作の映画)
4.0
紹介された映画

まず、ホロコーストを否定する人なんているんだ…
って思いました。
さらに、これは実話にほとんど忠実に作られていて、驚くことばかりでした。
歴史修正主義の流れの一つとして勉強になりました。

裁判で論理立てて証明していく様がとても勉強になりました。


【追記・訂正】
視聴後、武井彩佳さんの『歴史修正主義』(中央公論新社)を読みました。
ホロコースト否定論を歴史修正主義の一つの流れと受け取っていましたが、欧米ではホロコースト否定論は、一般に事実とされている歴史と同等のレベルで"別の見方の真実"として語られてはいけない"否定論"であることを学びました。
日本では否定論が歴史修正主義と区別されないことを身をもって体験したということです。
歴史を体験した当事者を傷つけ、死者を冒涜する"否定論"なのか、事実なのか、
確かな情報源から得た知識で語る必要があり、学校のレポートや論文でも安易なことを語ってはいけないと思うようになりました。
無意識に否定論の代弁者にはなりたくありません。

映画って、見るだけで終わりではなくて、知識がないと汲み取れなかった意味を学びに書籍にあたるべきだなと実感です。
自分なりの解釈は時に恐ろしいです。
lu

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