ぺーすけ

否定と肯定のぺーすけのレビュー・感想・評価

否定と肯定(2016年製作の映画)
4.0
恥ずかしながら、このような裁判があったことは全く知らなかった。
弁護団のプロフェッショナリズムに震えたし、主人公が最後まで意志を持って沈黙を続けたのも良かった。それでも生存者から逃げることなく、向き合い続けたあの姿が、勝ちを呼びこんだのだろうなどと思う。
敵役が結局あまりにひどい人間性ではあったが、それでも裁判、法律という独特の論理の中では、ここまでもつれる。
思想は色々で、何を言ってもいいが、嘘と説明責任の放棄だけはいけない、という最後のセリフも格好良かった。
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