まーや

牝猫たちのまーやのレビュー・感想・評価

牝猫たち(2016年製作の映画)
2.9
うーん。
登場人物、映画自体の情緒が不安定過ぎません?と思ってしまった。
フローがないというか雑というか……。特に濡れ場のシーンが。
単純に演技と演出の感じが好みじゃなく、スッと入っていけなかっただけかもしれないけれど…。

劇場で見る前に、月刊シナリオで脚本を読んだけど、そっちの方が断然面白く感じた。
女優さん方の肉体美は素敵だったけど、映像として全然エロいとも思わなかったし、セクシャルな美も感じなかったし、逆に性にしがみつく泥臭さみたいのも感じなかった。

掲載シナリオでは3人のバックグラウンドがさほど明確には表現されていなかったように記憶していて、私はそっちの方が好き。台詞で説明させることで、どこか浅く描き切れてない感じがしてしまった。
だったら、ミカミのように、この人にも何か少年に近い過去があったのだろうか…と想像させるくらいが心地よく見れた気がする。

ロマンポルノ自体をそんなに見たことがないし、この作品が影響受けているらしい『牝猫たちの夜』も見たことがないので、それらの経験があればもっと違った感想になったのかも知れません。

またこの企画、このご時世だし、1人くらい女性監督が作品作っても面白かったんじゃないかなーとも思う。

と、長々と生意気にほざいてしまいました。
が!いちばんは!とろサーモンの村田さん!何よりも彼の演技が良かった!久保田さんも縄、お似合いでした!笑
まーや

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