のうか

君の名前で僕を呼んでののうかのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
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コドモにとって歳の近いお兄さん・お姉さんというのは、オトナだけど周囲のうるさく言うオトナとは違う「最近までコドモだったから気持ちがわかる、理解者」。だからこそ素直に心を開けて距離も近づくのだけど、他人との距離感を掴むのはコドモには難しく、剥き身の心でぶつかってしまうので傷ついてしまうんですよね。ハリネズミのジレンマ(言いたいだけ)。
セクマイ映画という触れ込みでしたけれど、憧れや自分を受け入れてもらえるか不安で切り出せない葛藤およびその後の顛末は、愛だの恋だのに揺れる普遍的な心の動きを描いていると感じました。いい映画でした。また観よう。
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