あやこ

君の名前で僕を呼んでのあやこのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
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とにかく大絶賛、褒めちぎるレビューしか見てなかったので、
逆に恐ろしくて観るの遅れた。



感想としては、
・この両親にこの家で育てられたい
・この両親としてティモシー・シャラメを育てたい



甘酸っぱい初恋よりも、両親の愛情と舞台が素敵すぎてだね…


夏のイタリア、
果樹園に囲まれた田舎の邸宅、
テラスでの食事、
流れる小川、
たわわに実った果実、
青い海。


英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語が音楽のように飛び交う。


好きなシーンは、ティモシー・シャラメが両親の膝の上に横たわり、
母親がドイツ語の古い本を翻訳しながら読み聞かせるシーン。

夜の庭で、いつから気になる存在だったか告白するシーン。

どエロい桃。

暖炉の前のラスト。


あとティモシー・シャラメのすべて。

表情が美しいのはもちろん、
身のこなしや佇まいすべてが、軽やかなギリシャ神話の妖精みたいだった…


え、これ現実のいきもの…???


こりゃみんな絶賛だわ、そーだわ。

上半身裸が多いけど、
肌がシルクやミルクみたいになめらかで、
真っ白なお皿にのせて、シルバーのナイフとフォークで食べたくなるぐらい。



肝心のラブストーリーとしての面では、
もしこれがわたしの初恋だとしたら、
好意を示したときに相手にたしなめられたら絶対あんな余裕かませないし、
告白し合う前はお互い好意よりそっけなさのほうが前面に出てたから、
(わたしならへこたれそうだ…)と、
そこんとこモヤモヤした。


てゆーかあのアメリカ人モテないわけないよね…
あやこ

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