全てが美しい。
想像していた内容とは良い意味で裏切られた。
同性愛を描いているというよりは、家族のあり方とか価値観、優しい愛情を強く感じた。
若い時のほろ苦いひと夏の出来事。
ヨーロッパ(欧米というべき?)の知識層の夏の過ごし方は平凡な日本人とは全く違う世界。
ティモシーシャラメが演じるエリオの横顔と考古学者の父親が研究する古代彫刻の人物像がダブって美しい。
エリオの両親がかっこいい。
食事の場面、タバコを吸う仕草、読書、自転車に乗るシーン…特別ではないのに洒落ている。
古さを感じる別荘の佇まい、インテリアも美しい。
音楽も好き。
冬のシーンもいい。
最後のシーンが印象的で余韻が残る。