まつもとあやめ

君の名前で僕を呼んでのまつもとあやめのレビュー・感想・評価

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)
4.0
最後の父の台詞がよかった

素晴らしい友情だな
賢いお前には分かるだろう、稀有で特別な絆だということが
それは彼だったから
それは私だったから

お前と彼の間には知性だけではないすべてがあった
彼は善良だ
お互いを見出せて幸運だった
お前も善良だから

思ってもいないときに自然は狡猾な方法で人の弱さを見つけるそんな時は私がついている

今は何も感じたくないだろう
2度と感じたくないかも
それにこういう話をしたいのは私とではないだろうが
お前は確かな何かを感じた
お前たちは美しい友情を得た
友情以上かもしれない羨ましく思う
多くの親は早く終わらせたいと願い息子が冷静になることを祈る。私はそういう親ではない
人は早く立ち直ろうと自分の心を削り取り30歳までに擦り減ってしまう。新たな相手に与えるものが失われる。だが何も感じないこと、感情を無視することはあまりに惜しい。余計な口出しかな?
もうひとつ言おうより分かるだろう
私は逃してしまったお前たちが得た経験を。何かが常に私を抑えたまたは妨げたのだ
お前の人生はお前のもの。だが忘れるな
心も体も1度しか手にできないそして知らぬうちに心は衰える。肉体については誰も見つめてくれず近づきもしなくなる。今はまだひたすら悲しく苦しいだろう痛みを葬るな感じた喜びを忘れずに