【2022.3.21／29】
風景、音楽、銅像、人物のどれもがアートのように美しくて儚い。それだけじゃなくて人間らしさもちゃんとあって。映像のフィルム感も好き。
見始めはフランス映画っぽさにハマらないかなーと思っていたけど、あっという間に没頭していた。
同性愛者差別があったであろう80年代に、彼らを軽蔑する人たちがいないこと、そもそもその差別に触れていないことは、もしかしたら不自然なのかもしれないけど、あえてそうしたことで、彼らが(オリヴァーが)抱えている苦しみを全面に押し出しはせずとも感じられたのでは。
オリヴァー視点の物語だったとしたら、苦しみばかりが感じられてしまったんだろうなあ…
“何も感じないこと、感情を無視することはあまりに惜しい”
“知らぬうちに心は衰える”
“痛みを葬るな感じた喜びも忘れずに”
