瞳美

オーシャンズ8の瞳美のネタバレレビュー・内容・結末

オーシャンズ8(2017年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

本当に最高だった。
まず出所のシーン、11を思い出す感じからの、全く理解できないトークから始まり、
ん???となっていると、地味に生きる宣言からは正反対の煌びやかな衣装を身に纏い、13㎝ぐらいのピンヒールで颯爽と歩き出すサンドラ・ブロックに一気に心を惹き込まれた。所持金4500円でどこに向かうのかと思うと、、高級化粧品店でそそくさと品物を攫っていく。(あのやり口はバイト先でも使われるので、親近感が湧いた。)
まぁそんなこんなで仲間を探し集める。1人目にヘレナ・ボナム・カーターが出てきたのは激アツ。今回も映画にいい風を吹かしていた。演技力に頭が上がらない、本当に天才だと思う。シャボン玉に見とれるシーンは最高だった。
ハッカー役のリアーナも最高にクールだった。(あー、ワンクリック詐欺ってこうやるんだー、、、。)
メットガラ潜入前のリアーナのできる女感はとても快感で、憧れを抱く。
でも、ケイトブランシェット演じるルーも最高にカッコいい。スカジャン着てた、スカジャン欲しい。最初にハーレー的なバイクのカタログ見てて、あー、これお金入ったら買うんだろうなーって思ったら、案の定ラストにバイクで旅してるっていう、期待どうりのカッコいいシーンを見せてくれた。ありがとう、ああいうバイク乗ってるカッコいいお姉さん大好きです。
さて、劇中に3Dプリンターが出てきたが、3Dプリンター発明した奴天才じゃない?
どっかの誰かが3Dプリンター発明してくれたお陰で映画のタネが大幅に広がったと思う、いやもはや、何でもかんでも3Dプリンター使えば楽勝じゃない?鍵とか指紋とか、一瞬で作れるよ?(鍵と指紋しか思いつかない低知能、笑)って思えるレベルで便利、超便利。あとはあの3Dスキャンするメガネ開発すれば全てのタネはあれで済む。、と思ったけど、それが不可能になっちゃうっていう次回作、ぜひ作って欲しい。でも、あの3Dプリンター持ってきたお姉さんはなにが得意な犯罪者なのか謎だった。貿易船とか盗むの?よくわかんないから誰か教えてください。そんで、このお姉さんの家族に偽りながら犯罪犯してる感じ大好きだった、田舎っぽい自然派の優しいお母さんから一転してバリバリ働いちゃう感じは、できる女を家にとどめるな、羽ばたかせろって風刺感がストレートで気持ち良かった。
リアーナの妹役の子がいい味出してた。天才科学者?まぁとりあえず天才の妹が電車の中で一瞬でマグネットの鍵を作っちゃうところは、ちょっと現実離れしすぎだけど、今さらそんなことをツッコんでも仕方がないし、そんなところも好き。この子が実は一番のキーパーソンな気がする。デビーオーシャンが、メットガラ前に全員に「私のためでも、みんなのためでもなく、8歳の犯罪者を夢見る女の子のためにやる。」的な事を言ってたシーンでこの8歳の女の子が映画を見ている私たち観客のことで、この後起こる盛大な犯罪劇はあなたたちのためにやるのよ、楽しんで。と言われている気がした。(深読みしすぎてキモい)
まぁそんな感じでドンピシャな音楽と共にメインが始まった。メットガラの入場?のシーンで本物のデザイナーとか女優とかがカメオ出演していたらしいが、私は無知すぎて誰もわかりませんでした。(そもそもメットガラについてもあまり知らない笑)ずっとドレス見てました。みんな素晴らしく綺麗なドレスでした。全部大好きでした。あー、全部着たい。あー、ドレスパーティー行きたーい。って思いました。
(アンハサウェイは3日頑張ってたけど、1ヶ月ぐらい絶食しないとあのドレス達は入らんなー。)
最後ダイヤをつけてパーティーから出て行くシーンはニヤニヤが止まらなかった、美しすぎる。自分も盗みが成功した気分になった。何かを成し遂げたかのような充実感に襲われた。全員出て行くが、その中でもリアーナのドレス姿が一番最高。さっきまでのカジュアルなスタイルからのギャップがやばい、ギュンときた。
メットガラ後、なんだかんだで男に復讐を遂げた訳ですが、このなんだかんだのところ割と好き。クソ男に騙されて刑務所に入れられたデビーオーシャン、みんな料理の上手い男には気をつけて。デビーすんごい悲しかっただろうなー、2人の時すごい幸せそうに2人で笑ってるんですよ、女の子の笑顔で、でも逮捕された瞬間、この男、秒で嘘ついて全部罪をデビーになすりつける訳ですよ、ほんと最悪な男。まぁそんな悲しみは一瞬で忘れ、服役中ずーーーーと今回の作戦を温めるんですけど、そこもいい。結果的に復讐するけど、多分、女として復讐するんじゃなくて、同じ犯罪者として仲間を裏切ったことに復讐する感じ、いいねぇー、女としてのケジメは最初にボタンちぎった所で終わったんです、お前への愛なんてこのボタンぐらいだクソ野郎ってことなんだなって最後にわかる。復讐したいのは分かるけど、でもまた裏切られて、失敗したら辛いよ?っていうのを親友のルーが全部わかってて、本気で忠告するところも友情が熱すぎて泣ける、デミーを思ってるからこそのここのセリフはとてもいい。まぁでもよくあるシーンだなーって本心で思っちゃうし、どーせ仲間のままなんだろ??11でもやってたやないかーい、となるので、そこまで感動ではない。いいやつだなー、ルー!!とはなる。
それより感動したのは前作からずっと出てる中国人のイエンが出て来た時。イエンは大好きなキャラクターなので声が出るほど嬉しかった、前作のキャラ達は割と死んだ設定なのかなー?と思ってた矢先、配給カートからの登場。イェーーーーンって叫びそうになった。(見てる時は役名知らなかったけど。)私はこういう前作の登場人物のその後!みたいな展開が大好きなので、だいぶツボだった。最後の分け前の計算のところで、イエンの取り分ちゃんと入れてくれてる?とちょっと心配になったけど、まぁちゃんと入れてくれてるんだろう。
あと最高だったのは、アンハサウェイが仲間に加わる理由だ。計画は成功し、アンハサウェイが捜査官に質問されてる時めっちゃバカっぽいじゃーんと思ってたら、実はすでに仲間になってるっていう、まじか!!!!!普通にめっちゃびっくりした!!!(自分は告知のポスターのどこを見ていたんでしょうか。あの写り方は完全に仲間やん、。)
そしてみんなのアジトにやって来たアンハサウェイ、はい、かっこいい。さっきまでのあのバカっぽい女はどこに行ったの?まぁそのバカっぽい女の演技も、本当にバカな女じゃなくて、計算してる感じをちゃんと出してる演技で、目は笑ってないって感じがとても良かった。
なぜ超売れっ子の彼女が極悪犯罪者集団の仲間になったのか、みんなが疑問に思う。
アンハサウェイは当たり前のように、同性の友達が欲しかったの、そういう時ってあるじゃない?と答えた。その後の周囲からの一人っ子でしょ??というコメントも痛烈。同性の友達が少なく、一人っ子の私は爆笑。めっちゃ分かる。鬼分かる。監督は絶対一人っ子で女友達少ない。違ったら逆に天才、すごすぎる。リスクとか損得とか全部無視して楽しい方に飛び込みたくなってしまう感じね、そういう時ってほんとあると思うよ、アンハサウェイ。
からの、同伴者にまで選んだ例のクソ男(彼女は彼のクソな部分を知らない、はず。いや、話した後だったのかな?)をなんの迷いもなく平然と陥れる感じも気持ちよかった。彼女にとってそんな男よりもオーシャンズに加わったワクワク感と仲間ができた喜びの方が何倍も大きかったんだと思うと、見ている側も嬉しくてたまらない。可愛いなぁアンハサウェイ!!
最高だよアンハサウェイ!!!
まとめると、とりあえず出てくる女性が全員かっこいい!!!出来る女になりたくなる!!なった気にもなる!!!キャリアウーマンというか、仕事ができて、頭も良くて、綺麗で、人生楽しんでて最強やなオーシャンズ!!!!って思った。
本当に最高の映画。最高最高言いすぎてどこが一番最高なのか全く伝えられてないけど、本当に最高です。
全女子に見てほしい!!!女性として生まれたことを誇り、生きることを楽しみ、胸を張り、この日本の腐った性差別に負けないでほしい。みんながオーシャンズに元気付けられてほしい。
そしてオーシャンズ9ほんとに期待してる、絶対見たい、お願いだから作ってください。8めっちゃ売れてる!!!ってなって、ダニーオーシャンも、やっぱ俺もう一回やるわ。ってなって、出てきてほしい!!
瞳美

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