パンピー

パシフィック・ウォーのパンピーのレビュー・感想・評価

パシフィック・ウォー(2016年製作の映画)
5.0
敬意の物語。


本編を観る前にスピルバーグのJAWSを観ることをオススメする。作中のキャラが本作の物語を語るシーンがあります。
米重巡インディアナポリスが原爆を運んだ後に日本潜水艦伊58に撃沈された際の実話。

日本史での本作の原作は伊58艦長橋本以行著『伊58潜帰投せり』に詳しく書かれている。この時伊58は人間魚雷を装備していたが艦長はこれを使用せず、魚雷戦にてインディアナポリスを撃沈しす。

鮫の襲撃により乗組員に多数の犠牲を出した上軍議にかけられたインディアナポリス艦長マクベイ。
本来潜水艦の航行海域で単艦航行を行うものでなく、襲撃にあった際は回避運動であるZ航法をとるべきである。議会はマクベイ艦長がこれを怠ったとして審議を行った。結果は不規則となったがマクベイ艦長は世間からの糾弾に耐えきれず自害してしまう。
戦後、橋本艦長は議会に出席し「旗艦はZ航法を行っていたが、我々は之を魚雷にて撃破した。それだけだ」とマクベイ艦長を擁護。
マクベイ艦長の死後も橋本艦長はマクベイ艦長の名誉回復のため活動を続け、橋本艦長の死後数年経ち、遂にマクベイ艦長の容疑は晴れた。そういう物語
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