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レザボア・ドッグスのtomoonのレビュー・感想・評価

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)
4.8
パッケージの色の通り、とにかく大量出血、血だらけのシーンが多い。
にも関わらず、何気ない会話とか、内輪揉めとか、各キャラそれぞれのキレ方とかにクスッと笑えるという不思議。
複数の時間軸が流れ、かつ各人物にフォーカスしつつ、徐々に全体像が明らかになっていく構成は、タランティーノ監督のデビュー作とは思えないほどクオリティーが高い。
監督作品らしく、自身がチョイ役で出演していて、控えめさが良い。音楽のチョイスも流石の一言。
様々な解釈ができる終わり方で、各視聴者が想像する余白まで与えてもらえる。
後味は悪いが最高の終わり方。
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