ダイセロス森本

レザボア・ドッグスのダイセロス森本のレビュー・感想・評価

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)
3.6
ひゃーーー!!!!!!面白い。
ほとんど会話劇、繰り広げられる色々な意味深会話。時たまに全然必要のない下ネタと差別発言はこの時代ならでは。スーツで揃って歩くところ、絵になりすぎていて私も参加したい。こういうのを端から見ていると本当に羨ましくて仕方がない。
スーツでグラサン、臭そうなおっさんたち。いきなり血みどろ、意味わからない展開。
少しずつ何があったかを見せて行って、とんでもないスピーディーなオチが待っている。
この作品の何がすごいって、キャラクターが無駄に殺されていくところ。タランティーノ自身も出演しているのに、もう出たくないと言わんばかりの退場劇。なんてこった。ちょっと映画出て見たかったのかな。

この中に潜入捜査官がいる!となってからの展開が早くて目が釘付け。そして素晴らしいオチ。なんて臭いんだ!男臭いとはこのこと!
今気づいたが、女性が見事に出てこない。うわ。ロマンだ。

グロシーンはしっかりカメラがあっちむいてくれるから助かりました。そこを大切にしていないのだよ、そこではないのだよ、という意思表示が好き。決して突然カットするとかでもなく、空間を写すことで行われているということは理解できる。
見せ方がうまい。