たく

レザボア・ドッグスのたくのレビュー・感想・評価

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)
3.8
タランティーノ監督作でこれだけ観てなかった。
いきなりダラダラとくだらない会話から始まって、時間軸をシャッフルさせる演出とか残酷描写とか、監督デビュー作から既にタランティーノ節が炸裂しまくってる。

話自体はギャングの強盗計画から実行までのシンプルなもので、小屋の中の会話劇をベースに時間軸を入れ替えながらだんだん事情を分からせて行くのが見てて飽きない。ところどころ入るラジオDJが狂言回しみたいな感じでBGMをつないでいく演出になってるのも上手いね。
チームに一人紛れ込んでいる裏切り者が一体誰か?っていうのを見せるシーンが素晴らしくて、全体的にカメラワークがグラグラ安定しないところがあるのも本作には合ってるかも。

ティム・ロス、スティーブ・ブシェミがまあ若いこと。
あと「ウォー・ゲーム」冒頭で端役にも関わらず圧倒的な印象を残したマイケル・マドセンがブロンド役で出ててびっくり!「ウォー・ゲーム」でもサイコな感じが漂ってて、彼が銃を構えるとほんと怖い。
たく

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