コーエン兄弟がジョン・ウェイン主演の西部劇をリメイクした作品で、制作総指揮はスピルバーグ。
父を殺された14歳の少女マティ（ヘイリー・スタインフェルド）が、父の仇討ちのために保安官（ジェフ・ブリッジス）を雇い、途中で加わった連邦捜査官（マッド・デイモン）と共に犯人を追跡するという、なんとも西部劇らしい王道のストーリー。コーエン兄弟らしさは薄めですが、面白かった〜❣️
ただの復讐劇ではなく、3人に次第に芽生える信頼感がとてもよいのです。
飲んだくれの小汚い保安官が、最後はトゥルー・グリット（本当の勇者）になる姿が感動的。ジェフ・ブリッジスの怪演が光ります。
ヘイリー・スタインフェルド演じる知的で勇敢な少女もよかった✨オーディションで15000人から選ばれたとか。
ウエスタンハットにコートスタイルがカッコよかったな～💖
犯人や悪党のリーダー、ネットのキャラも最高に渋くてイカしてます。
いつも思うけど、コーエン兄弟作品は映像が本当に美しい。今作も素晴らしかった‼︎
特に印象的なのは夜の荒野を馬で走るシーン。夜空の星と、汗で黒光りする馬の美しさと、疾走感。痺れました。
雪の舞うラストシーンも秀逸。最後にいいもん観たなぁという余韻に浸れるカットだった。
3人とも本当の勇者だったなぁと、しみじみ3人のその後に思いを馳せてしまいました。
