現代で描かれる西部劇は何をやってるかが分かりやすて面白いなぁ
2010年代に西部劇って逆に新しいかも
今だとアメコミ映画でしか出来ないもんね
どこか牧歌的でこの時代にしか生きられない男達と野性で鍛えられた銃の腕が堪らん
ヘンリースタインフェルドの等身大の14歳がなんとも言えないね
今とそんな変わってないのが凄い
確かにこの映画での彼女って25歳にも見えるくらいの貫禄なんだよな
役所もあるんだろうけど大人と対等に渡り合い過ぎて少女って事を忘れさせるんだよね
あとこの時から背高いんだね
絞首刑で拍手が起きたり
生け捕りにする為に追跡したり
どんな奴でも埋葬っていう敬意を払ったり
復讐相手にも情けをかけたりとこの時代にしかありえない不思議な世界がまた魅力的なんだよな
散々引っ張って三幕目から意外な組み合わせになったり
急に一対四騎討ちになったり
その後のマジックタイム、星空、別れの疾走感が凄い
なんだか分からないけど最後鳥肌立ったな
時間が戻って恩人は石になってるし
ショーに出てるし生きてたら7、80ってのも急に突き放されたわ
ラストは復讐者は幸せになれないって暗示なのかなとも思ったり
父を殺されて復讐する少女ってのは大前提だけどその道中の友情や実は父親探しをしていたっていうのはなるほどなってなったわ
しかも14歳の一番いい想い出を回顧している40代の女性の旅の終わりってのがミソなんだな
なんかスティールボールランとか実写化するとこういう満足感得られそうで観てみたいな絶対面白そう
この映画後に作られてるけど
高過ぎる木に吊るされてるのとか
クセの強いガンマンとか似てんだよな
アディオス