うどん権

トゥルー・グリットのうどん権のレビュー・感想・評価

トゥルー・グリット(2010年製作の映画)
4.4
コーエン兄弟監督作、スピルバーグ製作総指揮の西部劇。
父親を殺された14歳の少女が、老いた連邦保安官を雇うという復讐劇。ですが、作品は別段暗いということはなく、コーエン兄弟監督作でありながら小難しいということもありません。非常に見やすく楽しい映画。

とにかく登場人物が魅力的で、彼らの会話劇が見ていて飽きない。
特に当時14歳のヘイリー・スタインフェルドの演技がすごい。強気で口が立ち大人も顔負け、でも時折少女っぽい可愛さや弱さを見せるところが素敵。ジェフ・ブリッジスやマット・デイモンなどの名優が揃う中、存在感は全く負けていない。むしろ一番輝いていたほど。
もちろんおじさん方も素敵。やるときはやるんだというプロの漢としての誇りを感じる。

終盤の決闘シーンでの興奮と、切ない余韻を残すラストも堪らない。
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