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トゥルー・グリットのtulpenのレビュー・感想・評価

トゥルー・グリット(2010年製作の映画)
4.5
マッティー・ロス役のヘイリー・スタインフェルド
彼女がスクリーンに登場し、口を開いた瞬間、この映画は面白そうだ!と一発でわかった。

コーエン兄弟にとってこの映画は代表作にはならないだろうけど
あたしにとってはコーエンBEST5に入ることになった。
ちなみにあとの4作は
「赤ちゃん泥棒」 『ファーゴ』
『ビッグ・リボウスキ』『オー・ブラザー!』
  
荒くれ保安官のジェフ・ブリッジス(コグバーン)、気はいいけどちょっと間抜けなテキサスレンジャー マット・デーモン(ラビーフ) 、早口でしっかり者のヘイリー・スタインフェルド(マッティー)
この3人のアンサンブルがとってもいい。

マッティーは父親の仇を執るために コグバーン(ジェフ・ブリッジス)を 雇って犯人を探しに出かけて行くといういわば復讐劇なんだけど
結果、というかその落としどころがとてもいい。。

コーエン兄弟独特のエグみも内包しつつ、
少女マティの目を通して、このヘンテコな旅を描いている。

それこそ、マティが命がけでついていった旅で得たもの、
ジャマな少女と旅をすることになった男コグバーンが得たもの
それがあのラストシーンにこめられていて涙目になる。

バリー・ペッパーの汚れた歯も 、
愚鈍で粗野・・・まんまのジョシュ・ブローリンも最高!w


撮影はロジャー・ディーキンス  

今はもうない静岡ミラノにて。
2011.3/20 (19)通算1238
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