マッティー・ロス役のヘイリー・スタインフェルド
彼女がスクリーンに登場し、口を開いた瞬間、この映画は面白そうだ!と一発でわかった。
コーエン兄弟にとってこの映画は代表作にはならないだろうけど
あたしにとってはコーエンBEST5に入ることになった。
ちなみにあとの4作は
「赤ちゃん泥棒」 『ファーゴ』
『ビッグ・リボウスキ』『オー・ブラザー!』
荒くれ保安官のジェフ・ブリッジス(コグバーン)、気はいいけどちょっと間抜けなテキサスレンジャー マット・デーモン(ラビーフ) 、早口でしっかり者のヘイリー・スタインフェルド(マッティー)
この3人のアンサンブルがとってもいい。
マッティーは父親の仇を執るために コグバーン(ジェフ・ブリッジス)を 雇って犯人を探しに出かけて行くといういわば復讐劇なんだけど
結果、というかその落としどころがとてもいい。。
コーエン兄弟独特のエグみも内包しつつ、
少女マティの目を通して、このヘンテコな旅を描いている。
それこそ、マティが命がけでついていった旅で得たもの、
ジャマな少女と旅をすることになった男コグバーンが得たもの
それがあのラストシーンにこめられていて涙目になる。
バリー・ペッパーの汚れた歯も 、
愚鈍で粗野・・・まんまのジョシュ・ブローリンも最高!w
撮影はロジャー・ディーキンス
今はもうない静岡ミラノにて。
2011.3/20 (19)通算1238