お嬢様学校である聖母マリア女子高等学院。学園経営者の娘で皆の憧れの的であった白石むつみが屋上から転落し死亡する。自殺か他殺かはたまた事故かも分からぬまま、疑いの目はむつみが主宰していた文学サロンの面々に集まる。サロンではむつみの親友である小百合が朗読会を提案、テーマは『むつみの死』メンバーそれぞれから犯人への告発が始まる…というお話。
まあ流石に色々無理とかツッコミどころはあるんですけど、それすらむつみの手玉に取られているようでなんとも不思議な面白さがありました。
(実際、おかしいやろって思ってたことが後から出てくる真相編でちゃんと回収されてたり…なんてこともしばしば)
基本的には芥川龍之介の藪の中システムで展開していくんですけど、そもそも薮自体がむつみの所有物でした!って感じの仕掛けが用意されてて、いや、でもそれやったらむつみがただ避妊もせずロリコン教師とヤりまくってたアホやん!ってなるところを千眼美子(旧清水富美加)がナイスセーブといった趣です。
このむつみっていう厄介モンスターに飯豊まりえ(結婚おめでとうございます)をキャスティングしたのがすごい良い
めっちゃ綺麗やしお嬢様な感じもありつつ、死ぬほど打算的に見えるとことか
鈴蘭の花ひとつとっても色々な解釈ができて、モチーフとかに使えるから文学とか映画のそういう比喩とか暗喩って面白いよなーって感じられた作品でした。
玉城ティナがブルガリア人は草