このレビューはネタバレを含みます
ゲイの息子が癌になった母親を看病する話。冒頭の母親が亡くなってしまったシーン、留守電にダラダラとどうでもいいメッセージが録音されていくのはすごくよかった。
病気になってしまったにもかかわらず明るく振る舞う母親。どんどん弱っていく体に、それでも戦い続ける。
息子はゲイである自分を受け入れてくれない父親と確執が生まれている。しかし、息子はありのままで生きている他者を受け入れられないでいる。その人のそのままの受け入れる、そのままでいることに恥ずかしいことなんてない。
短いシーンで月を表しているが、ぶつ切りな印象を受けないのは、感情がしっかり繋がっているからだと思った。