紅梅シュプレヒコール

アンチャーテッドの紅梅シュプレヒコールのレビュー・感想・評価

アンチャーテッド(2022年製作の映画)
3.8
「クラッシュ・バンディクー」「ラスト・オブ・アス」で知られるノーティ・ドッグ制作の同名ゲームを実写映画化

私は基になったゲームを一通りプレイしたことがある原作ファンとしての立場から感想を書いていきます

鑑賞前は主演のトム・ホランドとマーク・ウォールバーグは原作キャラクターが持つイメージとは異なっていたので心配だったが、観てみれば結構しっくりくるキャスティングになっており、特段違和感なく受け入れることができた

やはりアンチャーテッドシリーズの魅力はネイサンとサリーの関係性にあると思っているので、そこを今作で出会いからバディになるまでをしっかりと描いてくれたのは嬉しかったところ

物語は王道なトレジャー・ハント物なので、目新しさはないものの安定の面白さを持った気軽に楽しめる見事なエンターテイメント作品になっている

スムーズに進んでいく展開や登場人物を常に危機的状況に追い込む脚本のお陰で最後まで退屈感なく観ることができた

原作に対するリスペクトもかなり感じられ、原作と同じ物語の始まり方であったり原作お馴染みのアクションなど原作ファンを喜ばせてくれる要素が多く見られるのも良い(混ぜ合わせてはいるが全体的にゲームシリーズ第4作目「海賊王と最後の秘宝」の要素がかなり多かった)

続編を匂わせる終わり方だったので、制作されるのならば次作にも期待が持てる文句なしの第1作目

映画を観て面白いと思った方には是非ともゲームも大傑作なのでプレイしてみて頂きたい(ちなみに私は2作目と4作目が好き)