このレビューはネタバレを含みます
キンプリシリーズは、「観賞」より、「体験」という言葉がしっくりくる。
「Over The Rainbow」がメインであり、彼らの解散ライブで終わった前作の続き。前作に比べ作画クオリティは全体的に大幅アップ！前作より、ストーリー描写が丁寧になったせいか、落ち着いた作品の印象。こちらがキンプリの世界観に見慣れたのもあるかもしれない。もちろんそれなりにツッコミ入れたくなるシーンはある(笑)
終盤の「プリズムキングカップ」におけるプリズムショーは、ぶっ飛び豪華演出と超展開の連続で見応え十分。特に、アレクVSタイガのダンスバトルには度肝を抜かれた。ダンスでできるのは幻覚攻撃による精神的干渉のみかと思っていたら……物理的干渉まで可能とはね！！恐れ入りました！！更に行けるところまでいってほしいと底無しの欲が出てしまう…！
今作、本筋とは別に、シリーズ主人公のシンに関して伏線というか重大な謎が仄めかされて気になるところ。過去の因縁じみたものは、次作ではっきりするのだろつか？個人的に、謎の少年ルヰはそれとなく「カヲル君」ぽさを感じる。(美少年だし、シンのこと大好きみたいだし…) そして速水ヒロの父親問題も思わせぶりで気になるところ。
このシリーズ、キャラクターの豊かな表情も楽しい。怒ったり泣いたり、生々しい表情に見入ってしまう。悪い顔が板についてるコウジにちょっと笑ってしまう(笑)
ところで、前作見てからキンプリのアルバム毎日聴いてます。名曲ぞろい…
