ひろくん

アイ・アム・ナンバー4のひろくんのレビュー・感想・評価

アイ・アム・ナンバー4(2011年製作の映画)
4.0
は?めっちゃ面白いでしょ。
いや、めっちゃ面白いけど★4点なのはアイアムナンバー4だからと、続編が作られていない(恐らく金輪際作られない)ことに対しての憤りのマイナスです。ほんとだったら4.8ぐらい!
続編を前提に作られているためクソ尻切れトンボっていうか、結果「俺たちの戦いは続く」打ち切りエンドになっちゃってるけど、逆に続編前提のため本筋以外の無駄な掘り下げを一切しようとせず、ミステリアスな雰囲気を醸しながらこちらに想像する余地を与え限りなくシンプルな構成に仕上がった。好奇心がそそられるそそられる。
超能力ものとしての楽しさは完璧。主人公の能力は念力に近い感じで、実際には(説明されないので描写から判断するしかないが)エネルギーを操作する能力かな?シンプルで遊びがきいてアクションにも取り入れやすい。劇中でも敵を見えない力で押さえつけたり弾を弾いたり車を浮かせたり(ほぼフォース)、能力を使うと手の平がアイアンマンみたいに発光するので最終盤まで懐中電灯として主に使われるんですが…。見終わったあとはこう力を入れて不意に手をガッて構えちゃいます。真似したくなる感じのやつです。とにかく中二心がくすぐられる。
続編前提で作られているため9人いるナンバーズは主人公のナンバー4の他はナンバー3(冒頭で何もできずに死亡)と能力者として先輩のナンバー6(今回のMVP)しか登場しませんが、それ故他のも見てえ~!というウズウズ感に支配されました。
オーストラリアに語学留学してたときに現地の映画館で見たという裏エピソードがあるんですけど、高校時代の僕の拙い英語力でも字幕なしで容易に理解できる内容だったのはシンプルかつ映像に力があるからだと思うんですよ。マイケル・ベイ監修のVFXもよかったです。攻めの姿勢がないめちゃくちゃ無難な感じが。まあ、そうか、悪く言えば全体的に主人公の能力も地味って言えば地味だしストーリーも様々な理由から孤独な境遇を抱えた若者たちが集まり仲間の大切さを知るというありふれた「ザ・無難」なんですけど、僕は嫌いじゃないです。むしろ好き。続編を切に熱望する!マジ!
あと、レビュー書いてる方で敵の宇宙人の名前が間違っててなおかつ何度も出てきて面白いことになってるので訂正してあげたいんだけど、「モンゴリアン」じゃなくて「モガドリアン」です。モンゴル人に追い回される話じゃないんで。
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