Sinamon

君の膵臓をたべたいのSinamonのレビュー・感想・評価

君の膵臓をたべたい(2017年製作の映画)
4.0
ひそかにつづる闘病日記「共病文庫」を偶然見つけた僕(北村匠海)は、彼女が膵臓の病気で余命わずかなことを知ってしまい、一緒に過ごすようになります。
彼女の言葉をきっかけに母校の教師となった僕、志賀春樹(小栗旬)は、桜良が亡くなってから12年後、教え子と会話をしていた際に、桜良と過ごした数か月を思い出します。
一方、結婚を控えた桜良の親友・恭子(北川景子)も、桜良との日々を思い返していました。
切ない恋を描いた映画です。

クラスで人気者の桜良と地味で誰とも関わらず自分の世界を守ってきたクラスメイトの春樹は出会うべくして出会い、2人だけの秘密を持つことになるのですが、桜良に振り回されながらも桜良の元気で強くて勇敢な姿勢は自分にはないものを持っていて、徐々に惹かれていく春樹の様子がスッと心に入ってきて観ていてとても暖かな気持ちになりました。

何故あと少しの命なのにこんな僕と過ごすのだろうと春樹は思うのですが、桜良にとって春樹と一緒に過ごす時間こそが大切な時間であってそれがとても眩しくってキラキラしていました✨
何故桜良が残り少ない命を春樹と過ごしたのか後から分かるのですが、それを知った私は号泣してしまいました😭

現在と過去をいったりきたりしながらストーリーは進んでいくのですが、切り替え方がとてもうまい映画でした。

青春時代を北村匠海さんと浜辺美波さんが演じられていて浜辺美波さんは透明感があってとても可愛いのですが、明るく振る舞っている健気さと死ぬのが怖いと思っている演技がとても上手でした。

北村匠海さんはクラスで暗くって影が薄い存在なのですが、桜良と出会った事でどんどん変わっていく姿がすごく良かったです。
泣きの演技ではぐっときてしまい大泣き💦😭💦してしまいました。

大人時代を小栗旬さんと友達役を北川景子さんが演じられているのですが、回想シーンからの繋ぎが違和感なくってお二人はやっぱり素敵で素晴らしい俳優さんだなぁ思いました👏👏 「君の膵臓をたべたい」ってタイトルが映画を観るまで不思議🤔だったのですが、映画を観て納得して、凄くセンスのあるタイトルだなぁと思いました。

今作のために書き下ろされたミスチルの『himawari』も素晴らしく聞き入ってしまいました。
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